2014年2月24日月曜日

-零- BLANK&BLACK 黒から白へ そして【Zero】に

1ブランクはマイナスの始まり~

当たり前の理屈だが、退職をする際には必ず別企業からの内定を確保したうえで行って欲しい。それができないほど忙しいならば、普段から転職サイトや四季報などで情報収集を欠かさず、企業や業界で通じる、面接で答えられる理由探しをして頂きたい。

それすらもできないのであれば、退職後すぐに転職活動を開始する気持ちが大事だ。
「少し休もうかな」や「3カ月後、半年後、それくらいまでに決まればいいや」という考えは
 「大変危険です。絶対に止めましょう」(都バスのアナウンスより)



特殊なケースとして、いわゆるリストラにあった人は精神的な落ち込みが予想され、転職活動をすぐに始めるのは腰が重いと思う。しかし、時間が経てば経つほど大変だと言っておこう。

現実で『自己都合退職「させられた」』私は、もうすぐ無職歴1年になる。
もし会社を辞めるのであれば、私のように後になって大変な想いをすることがないよう、内定が決まらないうちの退職、およびブランクのマイナスポイントを下に示してみた。

  • 1.家から抜け出せなくなる(家庭ごとに差異はある)
  • 2.自信がなくなり、友達でさえも会うのにパワーがいる。
  • 3.先輩上司とニコニコ話している同年代のサラリーマンにイライラする。
  • 4.転職サイトに掲載される、求人広告の大半が怪しくみえる。
  • 5.親へ対する申し訳ない気持ちが高まる。
  • 6.面接での質問が難題になることが多く、ときには意図不明な質問がくる。  
  • 7.〇塊世代が嫌いになる。
  • 8 外に出るのが嫌になる。
  • 9 金銭面で苦しくなる。
「若い大卒」なら高望みや身分不相応なところに応募しない限り、書類選考ではほとんど落ちない。つまり、全ては「面接」によって決まるである。(SPIを選考に入れている企業は除く)

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2章 ~ブランク人間の面接~

都合によって退職後に転職活動をするハメになったのなら、すぐに始めなければならない。
1ヶ月程度であろうと、空白の時があるなら「そのとき何をしていたのか」 は面接でほぼ聞かれる内容だ。ブランク期間が長ければ長いほど、その理由の説明は困難を極める。

私の面接の例を挙げてみよう。(受けたのは12月上旬)ブランク約9ヵ月での質問。
(企業を特定されるのを防ぐため、4番はニュアンスを少し変えています。)

  1. 1分で自己紹介
  2. 退職した理由
  3. 辞めてから何をしていたか
  4. これまでの人生経験で話したいこと
この中で、転職の面接で慣例のような質問は2番の「なぜ退職したのか」 である。
これを明確に、更にはプラスの表現で対応できないと、転職は厳しい。

会社が嫌で辞める人は少なくないと思う。しかし面接では、本音を隠しつつ自分にどういった目的があって辞めたのかを話さなくてはならない。元の会社の愚痴を言うと、大抵落選する。
なぜかというと、のちのちその人が再就職した会社を辞めたとする。その後の転職活動のさいにも愚痴や秘密を漏えいする可能性があるからだ。 そういった人は受け入れがたいようだ。

そして、もうひとつ。3番の「辞めてから何をしていたか」も常連である。
先ほど、ブランク期間が長いのは危険だと述べたが、体感では退職から半年ほど経過していると、「半年もかかる何をしていたのか」という目で見られる。それを明確に答えられない場合は、たださぼっていただけ と見なされているように感じた。

 ブランクが長いほど使いたくなる「今まで転職活動をしていた」は、面接官からしたら印象が悪い。「長い期間活動していても、内定をとれていない人」と見るからだ。実際、私が口にしたとき面接官は「は~そうですか~」という言いつつ、頬杖をつき始めた

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3章 ~最初の職種も運命の分かれ道~


言い訳と思って頂いて構わないが、私にはすぐに転職活動ができない理由があった。
しかし、その理由を面接でいえば、ほぼ間違いなく落ちる。書類選考でアウトだろう。
このブランクについては、対策が非常に難しい。万が一、理由を話して内定を取れたとしても、私に対する社内・社員の雰囲気はどうなることか分からない。
 
正直、3月の退職後、4月・5月など何も考える余裕がなかった。
会社そのものに対する嫌悪感がいっこうに抜けず、 どこにいっても変わらないだろうと諦め気味だったからだ。

しかし、最低限の資格は必要だと思った。6月から7月は自動車教習所に通い詰め、3週間余りで卒業した。免許を取得したのは9月。その間は・・・。

この集中力はプラス評価になるかと期待していたが、話題にも上がらなかった。という事実は、
「運転免許などもっていて当たり前」だ。あなたの行動が単に遅いだけだ。と言われているも同然である。この期間も恐らくブランクに含まれているのだろう。
 
転職については、新卒の時と違い前職とも関連性が深い。例えば、営業職で成績を出してきた人が、また別の企業で営業職をするのなら、多少のブランクは目を瞑られるケースはありうる。その職に対してほどほどのものがあれば、企業としてはかかる手間が少なくありがたい若者なのだ。

だが、職種転換となると厳しいのが現実である。特に景気が下向きな場合、会社は即戦力を求める。同じ若者でも、素人の若者を雇うくらいなら、経験がある若者やベテランを雇った方が楽なのだ。

「経験ある若者やベテランに、勝てる要素のある素人」でなければ、若くとも関係がない。
この場合に聞かれる代表は「なぜ、この職種or業界にしようと思ったのか」である。
これは、本人の意思が伝われば良好なポイントなので、しっかり理由を作るのが大切だ。
また、前職を選んだ理由・基準も引き合いに出される場合がある。

差別するつもりは毛頭ないが、女性面接官は非常に手ごわい。女性はそもそも、人の表情や感情を読み取る能力に優れているからだ。面接で不安そうな顔や態度をしていれば、すぐにバレる。会社勤めの女性が一般化してきた現代では、女性にも慣れていかなくてはならない。

若い女性から、大人の女性、お局様まで、あらゆる人に適応できる、柔軟な男性にならなければならないのだ。昔に比べて労働面や精神面でも、女性に気を使う社会になったと思う。
企業は女性を雇用し、福利厚生がゆきとどいた職場環境を整備し「女性が活躍できる環境がある」というイメージを利用し人気を取ってゆく。

女性の社会進出が進み、男性よりも女性の雇用が上回るときもあったほど、今では女性は重宝されている。羨ましい限りだ。昔のように「女は事務仕事してろ!」などと、男が上から目線でモノを言える時代は終わったのだ。若者にとっては、もう男女平等がなされているのだ。

さて、話がそれてしまったが、ここで修正しよう。

大学時代、文系のつぶしが効かない学科へ行ってしまったらどうしよう。
答えは簡単です。「成果が確実に見える職につきましょう」

就職後、1年でクビになって転職しなくてはならなくなったら、どうすればいいのだろう。
「勢いと根性と面接慣れで、頑張って下さい」としか言えない。
勢いが通じるのは、若者だけの特権なので有効活用しよう。

恐らく、私が悪い目で見られやすいのは「勤続が1年未満」 という事実も大きいと思う。
そして、面接嫌いな私が、面接でしっかり想いを伝えることなどできない。

転職の面接のポイントはこういったことであろう。
  1. 勤続年数がそこそこあれば、「退職理由」をプラス表現で言うだけでいい。 
 〘~年も勤めている(た)のになぜ?に答えられれば、それだけでプラス点〙

  2. 自分の出した業務成績などに左右されず、自身の課題を見つけること。

〘業務成績が良くても、天狗になってはいけない。自身の改善を考えている若者のほうが求めら  れる傾向がある。〙

  3. 職種転換のさいは、具体的にやりたいこと、自分が数年後どうなっていたいかを考えておく。


 〘当たり前のことですが、やりたい理由も考えておくと尚よいかも〙

ブランクが無ければ、ややこしい話題を減らすことができる。

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 最終章~転職を考える前に~

転職を考える妥当な理由は何かご存じだろうか?
それは、その会社でもう学ぶことが無くなったとき だと言われている。
あなたの会社がいわゆるブラック企業変な会社だったときは、転職を考えたほうがよいだろう。
しかし、それ相応の答えを持ち合わせていないと、転職がスムーズにいかない可能性がある。

今、あなたが会社に対して「何か違う」と感じているのなら、それを言語化できるまで、その職場に いることをお勧めする。優秀な方なら、いくところはいくらでもあるだろうが、転職回数が多いことは引き合いに出されるマイナス要素であるからだ。
 
知らず知らずのうちに「こんなことでいいのだろうか」「何かもっとやれるような」 などと考えている人もいるかもしれない。しかし、自分が求めている「はっきりとしたもの」が見つからないうちは、どこの会社に行こうと、その想いはまた繰り返されることになる。
 
本当に仕事が面白くなってくるのは、3年ほどしてからだと言われている。
自分の将来のためにも、お金を貯めてから自分探しをしたほうが良いだろう。

職もなくお金も稼げない、そんな余裕のなさや不安は、自分の将来を悲観し、諦めることに慣れ、自分自身を破綻させる原因となる、「零」への脈動である。

 そんな人生を送らなくていいように、仕事についてもう一度考えてみてはいかがだろう?
 

 「自分では気がついていなくても、 あなたの将来は光に満ちているかも知れない」







追記:2014/2/24 13:20


とある転職アドバイザーのところへ行ったことがある。
有名ではないが、質の良いコンサルをしてくれるとのことで、期待していた。

紹介案件の内容はさておき、あまりいいアドバイザーではなかった。
私は面接練習を依頼したが、そのさいに「変なことを言っていたのである」

「alty mateさんは、いかにも面接を受けに来た人って感じですね」 

 「・・・はい?」意味がわからなかった。言葉の意味はわかる。
もっとリラックスしてとか、そんなかたい言葉ばかり使わなくていいとか、そういうことだろう。

しかし、私が受けにいくのは面接だ。それをいかにも面接を受けに来た人という。
面接には、面接らしい態度や振舞いが大事なのではないのか? 
それが「いかにも」と言われるとはどういうことなのだろう。

極論、いかにも面接を受けに来た人よりも、テキトーに受けに来た人の方が、いいのかもしれない。いかにも面接が嫌なら、茶菓子でも出して食べながら喋っていた方がよほどいい。

ご周知のこととは思うが、この採用方式を世間に広めたのはOOOーO社である。
私に案件を紹介したのも、元OOOーO社の人。
紹介された案件は、OOO-O OOOOOOO
結局、元いた会社の系列に人材をおしこんで報酬金をもらいたいだけなのだ。

全然、私自身のことなど関係ないのだ。誘導尋問して、そこを受けさせて、最終的に内定出してくれればそれでいいのだ。

 長くなったがアドバイザーに頼るときは、人を選ぼう。
でないとがっかりするだけだから。

 面接なんて方式を入れてくれたお陰で散々苦労しているのに、その方式を広めた企業に勤めていた人から、まさか「いかにも面接受けに来た人って感じですね」と言われるとは何たる皮肉だろう。

alty mate

 




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