最近は小学生も週一ペースで英語に触れているそうです。
子どもチャレンジはなんと一年生から本格的に文法も取り入れた学習を提案しているそうです。
しかしベネッセの子どもチャレンジのテキストには私が保育園児の頃から数ページほど
英語のコーナーがありました。しまじろうの従弟のトミーというレアキャラクターがナビゲートをして桃太郎の英語版やリズム遊びなど簡単なものでしたが。
また英語だけのスペシャルコースなんかもありました。
毎回ビデオが付いてきて、英語圏だけでなく、世界の文化を知ることができたのです。(世界の硬貨がセットになった付録など面白いものもありました。)
そういった点では進研ゼミといえばお受験というイメージですが実は英語教育に関しては一歩先を行っていたのです。
さて語学を勉強する上で必ず出てくるのがシーンでの会話です。
例えば人と初対面の時、食事の注文などある場面を置きそこでの会話をシミュレートするものです。
日本の英語教育の基本でしょう。しかし英語に触れれば触れるほど、教科書に載っていた会話だけでなくパターンは無数にあり、どれを使っていいかわからなくなります。
これも英語は勉強できるが使えないという壁になっているのかもしれません。
しかし英語に触れている以上どうしても使わなくてはいけない非常事態に陥ることがあります。
そうなると人間とんでもないことを発してしまうのです。
あなたならどう切り抜けますか?
非常事態
1.動物
家族旅行でカルフォルニアのゴールドラッシュの跡地に来た時のことです。
乗馬をすることにしました。私の中では乗馬とはなんたら牧場みたいな感じで馬にまたがり、
係員が手綱を持ちゆっくり専用コースを一周するというイメージでした。
しかし受付を済ませると、まず馬を選べと言われました。なんとなく白馬を選びました。
するとカウボーイは私をその大きな白馬に乗せると、ジェスチャーでなにか伝えてきます。
おそらく腹を蹴ると進む、手綱を引くと止まると言っています。少し練習すると一か所に集められ私の家族を含め20人くらいがぎこちなく馬に乗っています。そして小さなカウボーイボーイがキャラバンの先頭に立ちLet's Goと言いました。なんとそこから一時間ほど自分で馬を操り、渓流を散策するらしいのです。いきなりレベル高すぎだろ・・・
トラブルが連発します。まずは当然というか馬が言うことをききません。
止まったり、雑草を食べ始めたり、完全にウマが合いません。
10分ぐらいして弟がいないことに気づきます。なんと彼は早々に落馬して置いて行かれたのです。
さすがに親も焦りましたが、ボーイに言おうにもボーイと自分たちは15メートルほど離れていて、
しかも馬が言うことをきかず近づくことができません。また森の中をどんどん進むので今どこにいるのかわからないのです。親は「きっと大丈夫だろう」という結論に達しました。
だいぶ落ち着きゆっくりキャラバンはアメリカの大自然の中を進みます。
川沿いの細い道も馬は器用に歩きます。私の白馬はおとなしく、私の命令にも従い、馬っていいなぁと思っていました。しかしいきなり母親の馬が暴走し始め列からはみ出し単身、森の方に走り出しました。母親は大きな声で「ヘールプ!ヘールプ!ヘーーールプ!・・・」と叫びながら森に消えていきました。
しかしボーイは焦らず、ゆっくりと進み続け、川に出ると母親の馬がガブガブ水を飲んでいるのを発見しました。母親の顔はずっと引きつったままでした。
私はずっと爆笑していました。何がおかしいってこの人、英語の先生なんですよ。
川を渡るとようやく戻って来れました。弟も救助されたらしくアイスを食べて待っていました。
まだ6歳だった彼が言うにはスタッフにいろいろ質問されたが、すべて「TOKYO」と答えたそうです。
2.本場のスターバックス
スターバックスでマックエアーを広げるのがステータスになるずっと前、私は研修旅行でカナダに来ていました。もちろんスターバックスが気になって仕方がありません。いつか本場で飲んでみたいという願望があったからです。英語テキストのカフェでの一場面はお決まりのパターンです。
私たちの班は移動中のわずかな時間を盗み、スタバに入りました。
さすが本場!外国人がひしめき、外国人語が飛び交い、メニューも英語 働いている人も外人!
みんなアイスカフェモカフラペチーノトールサイズプリーズと暗唱していました。
そしてドデカいモカを嬉しそうに持ちながら店内に入っていきます。
そして最後に私の番。店員さんの前に出ると急に緊張してしまいました。
「あれ、なんていえば・・・」大切な呪文を忘れてしまいました。メニューを見てもわかりません。
完全にキョドってしまい思わず、隣のおじさんが言った単語を自分も叫んでしまいました。
「え、エクスプレッソプリーズ」
みんなでっかい容器に甘そうなモカを満足そうにチューチュー吸っている中
尿検査に使うぐらいのちっちゃなコップに入った苦いコーヒーをすすったのでした。
コーディネーターの外国人に「おまえ渋いな」と言われた気がした。
3.バイト先にて
人生初めてのバイトはカラオケ屋でした。あまりの激務にバイトってこんな大変なんだなぁと思いつつ、仕事にも慣れてきたある日、イケメン一人、美女二人の三人組の外国人が入店してきました。
ちょうど店長と私しかいませんでした。そして店長は私が英語学部の大学生だと知っていました。
「イズミくんよろしく~」と言われしかたなく対応に。
まぁ全部プリーズを付ければ大丈夫だろうとフランクにいきました。
「時間はどのくらいですか~プリーズ」
「コースはどうしますか~プリーズ」
「ではご案内しますね、こちらへプリーズ」
本当は会員登録を勧めなくていけなかったがさすがに省きました。
ドリンクもドリンクバーを選んでくれたので楽に対応することができました。
調子に乗ってhave a good time!と言って部屋を後にしました。
2時間すると退室の時間が近づいてきました。電話をしても全然出てくれない。嫌な予感が。
何故なら応答の無い場合は直接部屋に出向き延長か退室かを尋ねなくてはいけないのです。
英語でどう言うんだ??
そう思った矢先店長から「直接言ってきて~」と一言。
やるしかない・・・!
ノックし部屋に入る、するとまるでパーティーみたいに超盛り上がって爆音でボンジョヴィを3人で
熱唱しているではないか!!しかもよく見ると手にはバドワイザーを持っていた。
持ち込み禁止なんだけどなぁ・・・と思ってもいられないので男のもとにそして脳みそをフル回転させ
you have only 10 minutes. so stay(両人差し指で床をさし)or get out?(親指でドアさしながら)
ご丁寧にジェスチャー付きで精いっぱいのおもてなしだ。
向こうはOk!と言った。 退出だと分かった 心で通じたのです。
10分後会計にしっかり来てくれました。
女の人は相当酔ってるらしく「コンドイッショニウタイマショ」としつこく絡んできた。
彼らと入り違いに副店長が入ってきた。
副「あぁ、あのお客さんまた来たのか」
私「そうなんですよいい人たちですけど、会話の対応が大変でした」
副「え、君ロシア語話せたの!?」
私「え?」
副「え?」
Bon jovi :have a nice day
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