2014年5月7日水曜日

草食系男子を考えてみたり、歴史をたどってみたり、哲学っぽく考えてみたり。

-いまさら草食系男子を語りたくなった!-

以前、元職場の同期の女性とお話したときに、とある会話から「最近の男子が草食系すぎるんだよ~」と発言された。私は返す言葉が見つからなかった。私も自身を「草食系男子」だと思っているからだ。(失笑)



いまさらの感はあるが調べてみたところ、この言葉の名付け親はコラムニストの方だそうだ。

「恋愛に縁がないわけではないのに、積極的でない、「肉」欲に淡々とした男性」というのが、そのコラムニストの定義であった。しかし、某女性雑誌にて「恋愛に積極的でない男性」の意味だけが掻い摘まれた記事で掲載されてしまう。世間にはそちらが浸透してしまったがために「男らしくない男」のイメージが定着したのだ。

統計では75%の男性が草食系を自覚していて肉食は25%しかいないというデータがあるほどだ。

日本人男性は肉食より草食のほうが3倍多い!いやはや、草食だらけだ。




 

 





おはようございます。

 

 

 

 

 

 

 -ネットの影響で草食化が推進された?-


エ■本ではなく、ネットで動画を仕入れることが可能になり、「バレないエ■」が発展を遂げた。
現物購入の際の恥ずかしさの中にある「勇気と度胸」が必要ないので、ネット普及前の男性にあった『「男らしさ」が損なわれる結果となった』という意見も散見されているが、いかがだろう。

正直な話、私も電波だった。(電波系ではない)
だが、本よりさらに恥ずかしいアイテム注*1「擬似洞」(ぎじどう)はド●キホ●テで仕入れていた。個人差はあると思うが、ネットの影響は根本的な問題ではない気がしている。(疑似洞購入の際にレジしていた女性の方、セクハラしてすみません)

少し話はそれるが、専門家の説によると、30代後半男性の「4人に1人」 20代男性の「3人に1人」が生涯独身貴族となる見込みなのだそう。こりゃー参った。少子化に拍車がかかっていくのだ。

結婚率の低下には、不況や非正規雇用などによる「男性の経済力低下」が通説となっている。しかし、裏には「非モテ」男のレッテルに勝てない男性が多い傾向が浮かび上がってくるという。
心理学的に「醜形恐怖」という言葉がある。「自分はブサイクなのでモテない」と思い込みすぎた結果、自信喪失状態に陥ってしまうのがそうだ。思い込みの「非モテ男」も増えているのだと思う。

草食系男子75%のうちわけは、ある程度カテゴライズが可能だと考えている。

1.「非モテ」の言葉と社会的風潮で、自分は草食系だと思い込んでしまう男子。
2.元から恋愛に興味ない男子。
3.恋愛はしたいが経済的に自信がない(後々破局が見えているので付き合わない)
4.B.L.Tサンド的なものが好きな男子。
5.異性として意識しすぎて女性に接触するのが苦手な男子。

などなどの要素に分類されるのではないかと、浅くも考えてみた。








 こんぬつは。









-過去との変化を悪習としていないか?-


アラサーやアラフォーの類も、ある種の概念化された「警告サイン」という位置づけになっている。
何かを命名するのは勝手だが、概念となると余計な焦燥感に駆られる人が大勢出てくるので、言葉の選択は考えるべき問題ではないかと考えている。「アラサーなんだよね」と語る人の口調は喜々としていることは無く、ネガティブワードとなっているように思うからだ。

 言葉の力というのは、世の中をも動かしていく力がある。それ故に、ネガティブワードになる言葉には、ネーミングの際に非常に神経を遣って頂きたいものだ。


さて話を戻すと、むかしなら、女性にとっては「クリスマスケーキの売れ残り」と言われる26歳だって、今ではそんなに早く結婚できたら「すごっ!」てなりませんか?
あんまり「~歳だからやばい」って考えは持たなくていいのではないだろうか。

そもそも、「~歳だから結婚しろ」とか「~歳は人生見つめなおせ」のような法律は無いし。
あくまで風潮。されど概念なのだ。

概念と常識は違う。風潮や概念がさも常識のような顔をしてのさばっていると、客観的視点は介入を許さない「常識の聖域」が出来上がってしまう。その「常識の聖域」によって偏見や差別が生まれ、いつの時代も我々の邪魔をしてきた。

その意味で、0の観点を持つ子どもは最強の存在であり、 聖人君子だ。

意味がよくわからない方は、マンガ 「ONE PIECE」の魚人島編を読んで頂ければ、なんとなく掴めると思う。過去の風習があくまでも絶対的な良いもの・正しいものとは限らない。しかし、受け継がれていくがゆえに、悪習であれば打破する視野の広さと度胸が必要なのだ。でも、群れるのが好きな日本人では多勢に無勢を好むため、破壊するのが難しいのだと考えられる。








こんばんは~。








-歴史を振り返れば 「現代の男女はみんな売れ残り!」-

歴史をたどると面白いことが浮かんてきた。
江戸時代では、民間の女性の嫁入りは、なんと13歳~17歳が適齢とされていたそうだ。(13!?)

ルパン三世「カリオストロの城」のルパンの名言「ロリコン伯爵」の原点がこんなところに!!
13歳は・・・ロリって言っても・・・いいですよね・・・?

男性についてはわかりませんが、女性よりは年上であるのが一般的だと思われる。
13歳から成人と見なされていたので、女性の結婚も出産もその頃が適齢期だったそうだ。

さらにいうなら、貴族(公家かな?)クラスの人は政略結婚がほとんどのため、もっと早かった。
12歳以下の女性も多くいたそうです。いまで言うと「小学6年生以下」

「ぶっ飛んでいる!」と思ったのは、私だけではないはず・・・。

「恋愛に歳の差は関係ない! 」というセリフを「いや、ある!!!」と先人たちは私に気づかせて下さった。

15歳以下に手を出したら現在の日本の法律ではアウト!違法だ!!
ご存知の通り、女性は16歳、男性は18歳からしか正式に結婚できないことになっているので。

江戸時代の先人たちは「小・中学生に結婚・出産」させる人たちだったわけだ。
過去の25歳までに結婚とか、現在の30歳までに結婚とか、いずれにしても遅いので、江戸時代の先人からみればみんな売れ残りなのだ。風潮・概念など、歴史の前にはもろくも崩れ去るほどの脆弱なものでしかないのが、よくわかるのではないだろうか。

また、現代社会からみれば、江戸時代の結婚概念は犯罪なのだ。(笑)
これだから歴史は楽しい。

普通の感覚の「普通」とは、単に時代によって揺らぐ程度のもので、そんなことに右往左往する必要は本来ないのではないか。











 たばこは吸わないほうがいいよ。













-自己流・草食男子論のまとめ-


 冒頭に挙げた女性が言いたかったのは、「男は女性をリードしていくもの。それが男らしさ!もっとグイ♂グイ♂いくべき!!」という意味だと勝手に解釈している。

草食男子の増加原因はやはり「経済力低下」に行き着くのが妥当なように思う。それと、女性の立場が保証されたことも拍車をかけたのではないだろうか。

今の20代~30代は「セクハラ」という言葉がちょうど思春期のあたりに定着していた人たち。
「ご苦労様」と肩をポンと触っただけで「セクハラ」と言われた会社員の話を今でも覚えている。
この状況作られたら、男性陣は手が出せませんよね。
「言葉のセクハラ」も次第に出てきて、言葉にも気をつけないといけなくなった。

ただし、痴漢被害にあった女性も多く知っているので、男性サイドにももちろん非はあるし、実際にそれはセクハラだろ!と男目線でも思うようなことをしている人もいる。

 女性への社会の強力なバックアップがひとつの原因のように感じる。

ふたつめが、年功序列の給与形態が崩壊しつつあり、実力主義となった現代における女性の賃金の増加や雇用形態の変化。ひと昔前に一般的だった「女性は事務オンリー」が破壊され、様々な分野で女性の活躍が期待される時代になった。男性より女性のほうが好収入の事例が増えてきたのも、こういった背景があるのだと思う。これは素晴らしいことだと思う。

しかして、「自力で優雅に生活できる環境」を女性に与えてしまったことで、あまりにも女性が強くなってしまった。内助の功のレベルを凌駕してしまっている。
もともと、過去ですら「尻に敷かれる」という言葉が示すように女性は強かだった。
さらに得るものが増えれば、より強くなっていくのは当然の摂理である。

離婚が増えたのも、我慢をしてまで男にすがって生きていく必要がなくなったからだと考えられる。
ある意味、女性がはっきりものを言える「いい時代」になったともとれる。

20代女性と40代男性の結婚も増えているという。
社会的地位を保証されている「お金に余裕のある男性」に「先の見えない不安感」を解消してもらいたい精神的な動きもあるのではないだろうか。
女性はもともと、年上なら制限を感じない人も多いので、なんとも言えないところではあるが。

研究によると、同世代といても学ぶことがなく、女性にとって刺激が足りないのではないかという説が出ている。
その代役として、大人の男性に色々な世界を勉強させてもらおうという傾向が、昨今の女性によく見受けられる実情なのだとか。
オープンになった分だけ、好奇心旺盛になってきたのだろうか。

それに加え、女性なら「20代のうちに結婚したい」という願望も当然あるのだろう。
不景気を過ごしてきた、20代半ば~30代半ばの男性はなかなかその願望をみたせない、みたせなかったケースが多いのではないかと思う。非常に残念なことだ。

これからは、景気が上向きになっていくようなので、なんとも言えないが・・・。
有効求人数も増加傾向にあるいま、転換期が訪れたかもしれない。

草食化の原因は、悲しいことをいうと「女性の社会的地位台頭と男性の経済力低下」ではないだろうか。

しかし、これには男性にもひとつのメリットがある。
それは、ヒモとして生きれること・・・ではない。(笑)
アットホーム・ダッドのようになれる、ということでもない。

男は「女性に思いを懸ける生物」である。つまり、女性がいないとダメになるのである。
素敵な女性がいれば、頑張る生物なのである。
そんな女性を見つければ、それに釣り合う男となるべく努力するのである。
それが結局、自己の成長につながる
草食を打破するきっかけになるのである。

そう、男子にいま必要なのは、かつては女性がこぞって求めていた「自信を持つこと」なのである。

逆に言えば、女性は片思いの男性がもし草食男子だったなら、「自信をもたせれば好いてもらえる可能性が高い」とも言えるかもしれない。草食を捨てさせるには、「褒めて褒めて褒めちぎって」やればいいのだ!

そう、男は基本的に「バカ」なのだ!勘違いさせてやろう!手玉に取ってやろう!

がんばろう!草食男子!
褒めてあげよう!肉食女子!

ガンバレ!カップルたち!夫婦たち!







P.S:グイグイ引っ張る男性って確かにかっこいいですよね。実力が伴っていれば。
      しかしながら、そのタイプって基本的に亭主関白だと思うんです。
      結婚後大変なことになるタイプだと思うのですが、それでも、女性はオレサマ男子が好きなの     でしょうか?非常に疑問なので、女性で閲覧してくださった方がいたら、バリバリコメント書い    て欲しいと思います。あくまで興味本位なのですが。

   男性陣の恋愛観も面白いので、ぜひぜひ!なんか書いてみてください。







*1「擬似洞」(ぎじどう)とは、国会議事堂ではなく「似せて作られた洞窟」の意。広い通路や狭い通路、「財宝」がある。転じてオ●●●ルのことである。



*今回のひとこ

仕様もないくだらないことを書いて、今日も私は楽しんでいます。


@alty mate


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